プリント基板設計・シミュレーション・FPGA設計
信号データ通信がますます高速化される中、プリント基板の銅配線による信号伝送は限界に近づいてきていると言われています。
信号周波数が高くなるにつれ伝送損失が大きくなり、長距離伝送が困難になってきているのです。
そのような状況で登場したのが、2値(0/1)でデータ転送を行うNRZ方式でなく、4値(0/1/2/3)でデータ転送を行うPAM-4方式。このPMA-4方式で56Gbps超の超高速伝送を実現しています。
4値でデータ転送を行うPAM-4方式のEye波形はEye開口が3つあり、上位、中位、下位、それぞれで十分なEye開口が求められています。そのため、NRZ方式では許されていた多少のオーバーシュートやアンダーシュートが許容できなくなり、波形に対する要求が厳しくなっています。
プリント基板設計としては、これまで以上に、伝送線路のインピーダンス不整合や伝送損失、クロストークについて細心の注意をもって設計する必要があります。
また、伝送経路で生じる損失をドライバ・レシーバICで補う、エンファシスやイコライザ機能を活用し波形整形を行う必要があり、シミュレーションによるエンファシスやイコライザの最適化検証は不可欠となっています。
弊社では、56Gbps PAM-4信号伝送のシミュレーション実績を有しており、お客様のシステムに最適なソリューションを提供しております。
これから超高速信号伝送設計をご検討のお客様、お気軽にご相談ください。