第5回 SI : シミュレーションで行っている内容

信号品質(Signal Integrity)シミュレーションでは受信ICで信号が読み取れる様に、主に下記の検討を行います。

ドライバ出力検討 : 駆動能力を変更して振幅を調整します
ダンピング抵抗検討 : ドライバ出力インピーダンスと伝送路インピーダンスを合わせる様に抵抗の定数検討を行い信号反射を減らします
伝送路検討 : インピーダンス不整合による反射・損失の大きい伝送路になっていないか確認します
終端検討 : レシーバ入力インピーダンスと伝送路インピーダンスを合わせる様に部品検討を行い信号反射を減らします
ODT(On Die Termination)の様に受信ICで終端調整するものもあり、シミュレーションで検討を行っています
今回は信号品質(Signal Integrity)シミュレーションで行っている内容を紹介しました。
次回からは上記の信号品質シミュレーションで行っている検討内容を波形結果と合わせて紹介します。