第12回 パラレル伝送/シリアル伝送

基板上でデータを送る方法でパラレル伝送とシリアル伝送があります。
- パラレル伝送
複数のドライバ/レシーバを使用し、バス配線でデータを同時に送る伝送方式になります。
主にSRAM、FlashやDDR等のメモリで使用されています。1本のデータ転送×本数でバス配線のデータ転送レートが決まります。
入力に同タイミングで信号を入れる必要があり、AW設計では配線長調整が必要になります。
- シリアル伝送
単一のドライバ/レシーバでデータを送る伝送方式になります。
パラレル伝送はタイミングやクロストーク等に課題がある中、2本の配線で片方を逆相で送る差動伝送で高速化を実現しています。
主にUSB、SATA、HDMI等に使用されています。