卓上装置開発「空気壁でコロナ遮断」ー名古屋大学プレスリリース記事よりー
卓上装置開発「空気壁でコロナ遮断」
ー名古屋大学プレスリリース記事よりー
2022年6月3日
アポロ技研株式会社
当社が研究開発に携わりました卓上装置の開発についての記事が、日本経済新聞 (6月3日の朝刊15面<テック>)に掲載されました。
当案件は、名古屋大学様との共同開発で、当社は不活性化装置とエアカーテンの構造部分の機構設計と製造を担当させていただきました。
<エアカーテン装置>
・当初のデザインおよび密封性を保ちつつ、お客様の希望である直に風量調整ができる構造を提案・完成させています。
<ウイルス不活化装置>
・装置内のダクトの設計製造を対応しています。
お客様の要求仕様を実現する為、ダクトの構造に対しての提案を行い3Dツールを使用した設計製造を実施し、低コストを実現しています。
[技術情報の補足]
・ダクトとして使用するパイプの内側にテフロン加工(吹き付けて塗装する)が必要。
課題対策・パイプ内の吹付塗装はうまくできない為、本来パイプとしては使用しない四角いパイプで蓋付きのものを代用した。
課題対策・パイプでLED照射をする部分には、熱対策としてパイプを金属に変え放熱対策を行った。
課題対策・またパイプの素材(樹脂と金属)が変わる継ぎ目の箇所はシーリング材を使用し密封性を保つようにした。
開発期間2021/3~2022/3
<弊社担当者コメント>
・3Dプリンターを使用することを提案し、低コストを実現しています。
・エアカーテンの風量調整を直に行いたいというユーザーの希望を踏まえ、当初から決まっていたエアカーテンのデザインを壊さないように、風量調整をするための構造を考えて提案し、完成させています。