第5回 Sim技術者のつぶやき 【PCI Express イコライザ効果の確認】

PCI Express Gen3,4で設計されたデータを用いて、Gen5で動作するか事前の検証を行いました。
まだ、デバイスのIBIS-AMIモデルが揃っていない中、規格の情報から波形条件を作成し、Eye波形解析を行っています。
下記ではTX/RXのイコライザ調整を行って、Gen5のEyeを開いています。
今回の検証でPCI Expressパターンの差動損失目安も分かり、基板設計の参考になる情報が得られました。
(検証時、試しに使用したGen3のコネクタモデルがGen5の動作周波数で共振するモデルで、
基板の損失を考慮しない状態でもEyeが開かない事態がありましたのでコネクタ選定時にはお気を付けください。)

