有線・無線8種のI/Fを1台に統合、Zynq 7000 SoCによるIoT遠隔監視ゲートウェイ
IoTデバイス遠隔監視システムのゲートウェイ
FPGA『Zynq 7000 SoC』使用
ハード・ドライバ設計、通信機能確認までの作業
(機能アプリケーションはお客様にて対応)
分野 通信機器
特徴 収容IF種多彩
技術キーワード:
SoC,Linux,USB,CAN,Ether,無線モジュール
(920M㎐帯,2.4G㎐帯,LTE,GPS)
ご相談の背景・課題
今回開発したのは、IoTデバイスの遠隔監視システムにおけるゲートウェイ機器です。現場に散らばる多数のIoTデバイスからの情報を集約し、上位システムへ届ける、システムの「要」となる装置でした。
難所は、収容するインターフェースの種類が非常に多いことでした。有線系(USB、CAN、Ethernet)と、無線系(920MHz帯、2.4GHz帯、LTE、GPS)を1台のゲートウェイに同居させる必要があり、各インターフェースの仕様もタイミング要件もまったく異なります。これらをすべて取り込み、Linux上で一元管理できる形に仕上げることが技術的なハードルでした。
無線モジュールの多種同居は特にデリケートです。920MHz、2.4GHz、LTE、GPSと周波数帯がバラバラで、アンテナ配置や電源ノイズ対策を間違えると、隣接した無線間で干渉が起きて通信品質が落ちます。また、リソースが限られる組み込み環境で複数のI/Fを並行処理させるドライバ設計の難度も高い案件でした。
アポロ技研の対応・設計の工夫
中核デバイスにはXilinx社のZynq 7000 SoCを採用しました。Zynq 7000はARMプロセッサとFPGAロジックを1チップに統合したSoCで、Linuxを動かす制御部と、各種I/Fをハードウェアでリアルタイム処理する部分を1つのチップで両立できます。多数のI/Fを扱う今回の用途には適した選択でした。
ハードウェア設計では、有線・無線の各I/Fを集約しながらも、周波数帯の異なる無線同士が干渉しないアンテナ配置と電源・グラウンドの設計に配慮しました。ソフトウェア側では、Linux上で各I/Fを制御するドライバ設計を実施。USB、CAN、Ethernet、各無線モジュールそれぞれに対応するドライバを実装し、通信機能の確認まで自社で行っています。機能アプリケーション部分は、お客様の業務ロジックに依存する領域のため、ハードウェア層・ドライバ層を確実に動く状態でお引き渡しする形にしました。
成果
USB、CAN、Ethernet、920MHz帯、2.4GHz帯、LTE、GPSと多種多様なインターフェースを1台に統合したゲートウェイを実現しました。Zynq7000SoCを活用することで、ハードウェアとソフトウェアの強みを両立した構成でまとめています。
「多種多様なI/Fを1台にまとめたゲートウェイが必要」「SoCを使いこなした開発を頼みたい」といったご相談は、SoC・FPGA・Linuxドライバまでを社内で扱えるアポロ技研の得意領域です。まずは構想段階からご相談ください。










