プリント基板設計・シミュレーション

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コラム
2023/12/25

第15回 基板やコネクタ等のインターコネクトのシミュレーションモデル

アポロレポート

 基板やコネクタ等のインターコネクトのモデルは主にTouchstoneファイル形式のSパラメータモデルを使用します。

 Touchstoneファイルは、周波数依存のnポートパラメータを記述します。ファイルの拡張子はポート数によって変わり、「~.sNp」とN部分がモデルの接続ポート数になります。Touchstoneはメイン基板やコネクタ以外に下記で使用されています。

・周波数特性を持ったコンデンサ、インダクタ等、受動素子

・アナログ回路でのアンプ等のデバイス

・パッケージ基板(IBISモデルのパッケージ記述より詳細な特性を利用できる)

・ケーブル

 また、TouchstoneファイルはASCIIファイルなのでテキストエディタ等で中身の確認が可能です。Touchstoneファイル形式のSパラメータモデルで確認しておきたい内容は下記になります。

・解析で使用する周波数に対してTouchstoneファイルで記述された最大周波数は十分足りているか

・Touchstoneの周波数分解能は解析に対して満足しているか

・(ファイル内にポート接続記述があれば)解析時に接続するポートは合っているか

Touchstoneファイル形式のSパラメータモデルはデバイスベンダが提供しています。

 基板単体のモデルは弊社でも解析・抽出致します。


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