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事例紹介
2026/09/08

NTT通信サービス向け音声中継装置の開発(G.711/G.729A・SLIC/TLIC制御対応)

アポロレポート

音声中継装置

NTTが提供しているサービスである、アナログ電話・専用線・公衆電話などの音声及び制御信号の中継装置の開発実績
音声符号化規格は、G.711/G.729Aを使用し中継時にボリュームレベルの変換やダイヤルパルス(DP)の中継機能や公衆電話の課金収納信号の中継機能も実現
交換機側インタフェース(TLIC)と端末側インタフェース(SLIC)をそれぞれ制御機能を実現

技術キーワード:アナログ電話 専用線、G.711、G.729A、課金収納信号、SLIC、TLIC


ご相談の背景・課題

今回の開発は、NTTが提供する通信サービス向けの音声中継装置です。アナログ電話・専用線・公衆電話など、長年使われ続けている通信サービスの音声信号と制御信号を中継する装置で、通信インフラの一翼を担う重要な機器の開発でした。

通信事業者向けの装置開発で難しいのは、長年積み上げられてきた通信規格・制御仕様を正確に実装する必要があることです。音声符号化(G.711、G.729A)、ダイヤルパルス(DP)の中継、公衆電話の課金収納信号の中継——これらはすべて細かい規格や運用ルールが決まっており、解釈ミスがあれば通信障害につながります。

さらに、交換機側のインターフェースであるTLICと、端末側のインターフェースであるSLICを、 それぞれ正しく制御する必要があります。両者は信号方向もタイミングも異なるため、中継装置の中でこれらを橋渡しする設計が求められました。

アポロ技研の対応・設計の工夫

音声符号化にはG.711およびG.729Aを採用し、通信規格に準拠した音声中継を実装しました。中継時には音声のボリュームレベル変換機能も搭載しており、送受信側で音量レベルが異なる場合でも、適切なレベルで中継できる仕様としています。

制御信号系では、ダイヤルパルス(DP)の中継と、公衆電話の課金収納信号の中継機能を実装しました。DPは古くからある電話のダイヤル方式で、パルスのタイミングを正確に検出・再生する必要があります。課金収納信号は公衆電話特有の制御信号で、課金処理に直結するため、誤動作が許されない機能です。いずれも仕様を正確に解釈し、確実に動作する形で実装しています。

インターフェース制御では、TLIC(交換機側)とSLIC(端末側)のそれぞれを制御する機能を実装。両インターフェースの信号制御を中継装置内で適切に橋渡しすることで、交換機と端末の間で音声・制御信号が正しく流れる構成にしました。

成果

NTT提供サービス向けの音声中継装置として、アナログ電話・専用線・公衆電話の音声と制御信号を確実に中継できる装置を開発しました。通信規格に準拠した実装に加え、課金収納信号など公衆電話特有の機能まで含めて対応しています。

通信事業者向けの装置開発、特に通信規格・制御仕様に厳密な準拠が求められる分野は、アポロ技研が長年取り組んできた領域です。「通信規格に従った装置を作りたい」「既存通信インフラと接続する装置を開発したい」 といった内容など、お気軽にご相談ください。

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