ディスコン対応:AHDL資産を活かしたAltera MAX3000のリプレース(AHDL→VHDL変換)
お客様資産がAHDL(アルテラ社策案したハードウェア言語)をVHDLへの変換を実施し
現行のシステムに最適化設計の実績
技術キーワード:AHDLからVHDLに変換、ディスコン対応
ご相談の背景・課題
今回のご相談は、長年稼働してきた装置に搭載されている Altera社のMAX3000シリーズ(CPLD)が製造中止(ディスコン)となり、 現行のデバイスへ移行したいというものでした。 製造中止になった部品は在庫が尽きれば入手できなくなるため、 装置の修理・増産ができなくなるリスクがあります。 早期に後継デバイスへ移行しておくことが、 設備の継続稼働と事業継続の観点から急務でした。
最大の難所は、お客様の既存設計資産がAHDLで書かれていたことです。 AHDLはAltera社が独自に策定したハードウェア記述言語で、 現在の主流であるVHDLやVerilog HDLとは異なります。 現行のFPGA・CPLDデバイスのほとんどはAHDLに対応しておらず、 そのまま移植することができません。 長年積み上げてきた設計資産を捨てずに活かしながら、 いかに現行デバイスで動く形に変換するかが、技術的な核心でした。
さらに、単純なコード変換にとどまらず、 移行先デバイスのアーキテクチャに合わせた最適化が必要です。 MAX3000と移行先デバイスではロジックセルの構造や タイミング特性が異なるため、変換後にそのまま動くとは限りません。 既存の動作を正確に再現しつつ、新デバイスの特性に合わせた 設計の調整が求められました。
アポロ技研の対応・設計の工夫
お客様のAHDL資産を精査し、回路の動作意図を正確に読み解いた上で、 VHDLへの変換作業を行いました。 機械的な変換ではなく、元の設計が「何をしようとしているか」を 理解した上で書き直すことで、動作の再現性を高めています。
変換後は、移行先デバイスのアーキテクチャに合わせた タイミング制約の見直しと論理最適化を実施しました。 合成・配置配線の結果を検証しながら、 元の動作仕様を満たすことを確認しています。 AHDLで書かれた独自の設計パターンについても、 VHDLで等価な動作を実現する記述に丁寧に置き換えました。
成果
お客様が長年積み上げてきたAHDL設計資産を活かしたまま、 現行デバイスへの移行を実現しました。 ディスコン対応による装置の継続稼働リスクを解消し、 現行のシステムに最適化した形でのリプレースが完了しています。
「製造中止になったFPGA・CPLDをどうにかしたい」 「昔のAHDL資産があるが、移行先が見つからない」 といったディスコン対応でお困りの場合、 アポロ技研ではAHDL・VHDL・Verilog HDLいずれにも対応できる FPGA設計エンジニアが対応します。まずはお気軽にご相談ください。
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