プリント基板設計・シミュレーション

TOP > アポロレポート > 事例紹介 > ディスコン対応:MAX7000(CPLD)からCycloneⅣ(FPGA)へのリプレース(AHDL→VHDL変換)
事例紹介
2026/07/09

ディスコン対応:MAX7000(CPLD)からCycloneⅣ(FPGA)へのリプレース(AHDL→VHDL変換)

お客様資産がAHDL(アルテラ社策案したハードウェア言語)をVHDLへの変換を実施し
現行のシステムに最適化設計の実績

技術キーワード:AHDLからVHDLに変換、ディスコン対応

ご相談の背景・課題

今回のご相談は、装置に使用していた Altera社のMAX7000シリーズ(CPLD)が製造中止(ディスコン)となり、 CycloneⅣ(FPGA)への移行を検討したいというものでした。 製造中止部品の在庫が尽きると修理・増産ができなくなるリスクがあり、 後継デバイスへの移行が急務でした。

この案件には、a151(MAX3000→MAX)と共通する難しさに加えて、 CPLD(MAX7000)からFPGA(CycloneⅣ)という、 デバイスのアーキテクチャ自体が変わるという固有の課題がありました。 CPLDとFPGAは、ロジックの実装方法・クロック構造・I/Oのタイミング特性が 根本的に異なります。 既存のAHDL設計をVHDLに変換するだけでなく、 FPGAアーキテクチャに合わせた再設計と最適化が必要でした。

特に注意が必要なのはタイミング設計です。 CPLDは組み合わせ回路の遅延がシンプルで予測しやすい構造ですが、 FPGAはLUT(ルックアップテーブル)と配線遅延が複雑に絡み合うため、 同じ論理を実装しても、タイミング特性が変わります。 元の装置システムとの信号タイミングを維持しながら 移行を成立させることが、設計の核心でした。

アポロ技研の対応・設計の工夫

まず、お客様のAHDL設計資産を精査し、 回路の動作意図を正確に理解した上でVHDLへの変換を行いました。 機械的な変換ではなく、「何をしようとしているか」を読み解いた上での 書き直しにより、動作再現性を確保しています。

CycloneⅣへの移植にあたっては、FPGAのクロック構造(PLL・グローバルクロック)を 活用した設計に再構成し、タイミング制約を設定した上で 合成・配置配線の結果を検証しました。 CPLDでは単純に実現できていたロジックも、 FPGAのLUT構造に合わせた記述に最適化することで、 リソース使用量とタイミングを両立させています。

外部インターフェースとのタイミング整合も確認しており、 既存の装置システムと組み合わせたときに 元の動作を正確に再現できることを検証した上で納めています。

成果

AHDL設計資産を活かしつつ、CPLDからFPGAへのアーキテクチャ移行を実現しました。 ディスコンとなったMAX7000からCycloneⅣへの移行が完了し、 装置の継続稼働と将来的な増産・修理の体制を確保できています。

「CPLDが製造中止になったが、FPGAへの移行は難しそうで踏み出せない」 「昔の設計をそのまま使いたいが、現行デバイスで動かせるか不安」 といったご相談は、アポロ技研が得意とする領域です。 AHDL・VHDL・Verilog HDLへの対応と、 CPLD・FPGAの両方を扱えるエンジニアが、 お客様の設計資産を活かした移行をサポートします。

回路設計
FPGA設計
基板設計

CPLD・FPGAのディスコン対応でお困りですか?

AHDL資産の変換から、FPGAアーキテクチャへの最適化まで対応できます。

この事例について相談する


そのお悩み、
アポロ技研に話してみませんか?

アポロ技研でワンランク上の物創りへ!
そのお悩み、アポロ技研に話してみませんか?